2015年1月13日火曜日

「作品学習会」の紹介


1月例会での「作品学習会」の紹介

  月例会では会員各自が5枚程の写真を持ち寄り,小池さんに進行係りをお願いして相互に意見交換を行います。その模様を簡単に紹介させていただきます。
  1. 各参加者が持参した5枚の作品を机上に並べ,参加者の全員がそれらを閲覧します。これは,予備知識なしに写真が語りかけることを受け止めてこの後に行われる意見交換に繋げるためです。この間,15~20分。次いで,全部の作品を一同に前面に掲示します。
  2. 作品に対する意見交換は,各参加者が順番に行われます。
  3. 掲示されている自分の各作品について撮影場所等を簡単に説明します。
  4. 各参加者から「いいなー」 と感じた作品に挙手をもって評価を示して貰います。
  5. ここからが意見交換になります。撮影者からの作品への思い入れや各参加者からの質問・意見交換などがあり,感性を高めていく基にしていきます。
  6. とは言え,写真に対する感性は人によって違うわけですから,必ず一つの方向に纏まるとは限りませんが,次の作品作りには大変役立っています。
   具体例でお示しします。
○撮影者(福山さん)の言葉 
これは11月下旬に「妻籠宿」で撮った「つとっこ(干し柿)」のある土産物店です。

渋柿を吊るし,甘くなってから食べるそうです。軒先に鮮やかな柿色が印象的で撮りました。

○参加者意見の纏め
この作品の主題は「つとっこ」だと思います。

「店」に「つとっこ」があることに深い意味があるのであれば,もっと説得性のある「店」が欲しいですね。しかし,この場合では両者の相互の関係が弱く,「店」の部分を少しカットした方が「つとっこ」を一層強く強調できるでしょう。

○撮影者の感想
被写体に多くの要素が入ってしまうと,本当に撮りたかった自分の思いもボケてしまうんですね。こうして振り返えればもっと違った「つとっこ」があったはずだと思いました。

次の写真のようにトリミングしてみるとその違いがよく判りました。

☆写真に興味のある方,下記メールアドレスへご一報ください。ご一緒してみませんか?
   < phc.deai@gmail.com >

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